期待と夢乗せて走る セ界一のスプリンター

阪神赤星が引退、脊髄損傷の回復困難で

最初に赤星という選手を見たのはシドニー五輪
無名のアマチュア選手で、ただの代走要員でしかなかったけど、
やたら足速そうな名前で、案の定かなりの俊足だったから
無意識のうちにものすごく印象に残ってたんだよなぁ…。
ドラフトの時に「あの赤星か!」って思ったのを、当時小4ながら強烈に覚えてる。


ここ数年で、阪神=弱小球団ってイメージ薄れたよね。
アニキの勝負強さだとか、鉄壁のリリーフ陣だとか、
そういう要素も勿論かなり大きなウエートを占めてる訳だけど、
2000年代の阪神の快進撃っていうのは赤星なくして語れないと思う。


粘り強い打撃で球数を稼ぎ、少し深めに内野ゴロを転がせば内野安打、
塁に出れば投手に計り知れないプレッシャーを与え、楽々と次の塁をかっさらう。
相手チームとしては、これほど嫌な選手はいない。
甲子園での「走れ走れ」コールの中で、平然とマーク掻い潜って盗塁決めるなんて、
並大抵の選手じゃなかなか出来ない芸当なんじゃないかな。


首の状態、ここ3年ほどずっと悪い悪いとは聞いてたけど、
まさかこのタイミングで引退を決意しなきゃいけないほど悪いとは思ってなかった。
本当にお疲れ様でした。


阪神というチームに思い入れはないけど、
実は赤星だけレプリカユニを持ってたりするんですw
それだけ思い入れの強い選手だったから、なんかショックだなー。